AIの苦手なことの話
みなさんこんにちは。
第三回目の今回は、AIの不得意なものを調べてみました。
そのひとつは、日常会話の雑談だそうです。
意外ですよね。
AIは優秀なはずなのにそんなことも出来ないのか、と思いませんか?
然しこれには立派な理由があるのです。
『雑談』という行為に必要なものは何かと言うと、言葉に対してオントロジーまで関連付けることです。
※オントロジーとは、ものの存在自身に関する探究、あるいはシステムや理論の背後にある存在に関する仮定という意味です。
人が一つの言葉から想起する範囲は広く、膨大なデータベースが必要となります。
それゆえ会話が豊かなものになるには広大な知識が必要となるのです。
人の持つバッググラウンドの知識は人それぞれですが、自分の裁量で必要な知識をチョイスして雑談してる点が凄い、ということですね。
最近、世間ではチャットボットの開発が進んでいます。
チャットボットとは、テキストや音声を通じて会話を自動的に行うプログラムのことです。
チャットボットの始まりは1966年に生まれた「ELIZA(イライザ)」だといわれています。
また、日本では、「りんな」が有名ですね。
りんなは、日本マイクロソフトが開発した会話ボットの一つで、高等学校に通う女子生徒であるという設定にもとづき、ユーザーと交流しています。
2015年7月31日にLINEのサービスに登場し、さらに2015年12月にはTwitterにおいてもサービスを開始しています。
日本マイクロソフト株式会社は、同社が手がける女子高生AI「りんな」が2019年3月20日に高校を卒業すると発表しました。
りんなの基本的な仕組みとして、ユーザーの問いかけに対して返答候補をランク付けして回答しているらしいのですが、会話はどの程度成立しているのでしょうか。
人は寂しくなったら、誰かと会話やLINEをしたくなります。
いつの日か、AIと雑談できる日がくるかもしれませんね。
イラスト素材お借りしました いらすとや